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川崎F、エウシーニョ弾で執念の勝利!鹿島連覇決定は持ち越し

[ 2017年11月18日 15:53 ]

<川崎・G大阪>後半、川崎・ネルシーニョはゴールを決め中村(左)の祝福を受ける
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 明治安田生命J1リーグは18日、各地で第32節の8試合が行われ、2位の川崎FはホームでG大阪に1―0で勝利。後半にDFエウシーニョ(27)が決勝ゴールを決めてチームに勝ち点3をもたらした。川崎Fは勝ち点66とし、この日試合のなかった首位鹿島との勝ち点差は残り2試合で4。川崎Fが逆転優勝に望みをつなぎ、鹿島の2年連続9回目となるJ1リーグ優勝決定は次節以降に持ち越しとなった。

 川崎Fは前半、MF中村、FW小林らが再三の好機を迎えたが無得点。同15分にはMF大島の浮き球のパスに反応した中村がペナルティーエリアからボレーシュートを放ったが、ゴールの枠を外れた。30分にはMFエドゥアルド・ネットのスルーパスを受けて小林がエリア内で決定機を迎えたが、シュートではなくパスを選択し逸機。前半だけで10本を超えるシュートを放ったが得点にはつながらず、前半は0―0で折り返した。

 川崎Fは後半も小林、MF家長らが積極的にシュートを放ったがGK東口らの好守に阻まれてG大阪のゴールを割ることはできず、もどかしい時間が続く。それでも同37分、右CKから中村がクロスを入れると、家長が頭で落としたボールにエウシーニョが反応。左サイドから左足でGKの股を抜くシュートを決めて先制点を奪った、試合はこのまま1―0で終了。J1リーグでは試合のない日に優勝が決まった例は過去に一度もなかったが、この日も川崎Fが執念の勝利で鹿島の優勝決定を阻止した。

 試合後、殊勲のエウシーニョは「自分のところにうまくセカンドボールがこぼれてきてきれいに決められた。自分のゴールよりもチームの勝利が一番重要だと思っているので、みんなで勝てたことをうれしく思う」と喜び。「最後の最後まであきらめずに残り2試合勝って、タイトルを獲りたいと思う」と逆転優勝を誓った。

 鹿島は26日にホームで行われる第33節の柏戦(カシマ)に勝てば、連覇が決定。川崎Fは29日に敵地で浦和と対戦する。

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2017年11月18日のニュース