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ハリルJ 来年3月2大陸とガチ試合!規定守る“裏技”を視野

[ 2017年11月17日 05:30 ]

来年3月の親善試合へ向け最高のマッチメークを期待する日本代表のハリルホジッチ監督
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 日本代表が来年3月の国際Aマッチ週間で、W杯本大会1次リーグで同組となる、異なる2大陸のW杯出場国とのマッチメークを検討していることが判明した。12月1日(日本時間2日午前0時開始)に実施される抽選会の結果を受け、本格交渉を開始する。本大会までにベスト布陣で臨める強化試合は5試合程度の見通しで、限られた機会を有効活用する。チームは16日、遠征先のベルギーから帰国した。 日本代表 日程&結果

 W杯上位進出へ、本番を想定したマッチメークで強化する。日本協会関係者は「来年3月のマッチメークの交渉は抽選会で組み合わせが決まってからになる」と明かした。組み合わせ決定を待ち、1次リーグ対戦国と同じ、異なる2大陸のW杯出場国との試合を組むことを視野に入れている。

 来年3月の国際Aマッチ週間は19〜27日。FIFA規定で同一期間の2試合は同じ大陸で行わなければならないと定められている。異なる大陸の2カ国と対戦するには、今月のブラジル戦(リール開催)、ベルギー戦(ブリュージュ開催)のように、他大陸に遠征する国を探すことが基本となるが、実は“裏技”も存在する。

 規定には飛行機で5時間以内の移動であれば、大陸をまたぐことを許可する文言があり「中米、カリブ海&南米北部」「北アフリカ&欧州」などのセットは可能。中米、カリブ海からはメキシコ、コスタリカ、パナマ、北アフリカからはエジプト、モロッコ、チュニジアがW杯に出場するため、選択肢は少なくない。

 12月のE―1選手権(旧東アジア杯)は欧州組を招集できないため、W杯までにベスト布陣で臨める国際Aマッチは5試合(3月2試合、5月壮行試合、6月に事前合宿地で2試合)程度になる見通し。抽選次第では、1次リーグ同組のチームが全て異なる大陸になる可能性もある。堅守速攻を掲げるハリルジャパンはリアクションを基本とするだけに同タイプの国によるシミュレーションが不可欠。準備期間の試合数が限られる中、最高のマッチメークを模索していく。

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2017年11月17日のニュース