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ハリル監督“判断ミス”紅白戦中に雹襲来!遅い練習開始が裏目

[ 2017年11月14日 05:30 ]

国際親善試合   日本―ベルギー ( 2017年11月14日    ベルギー・ブリュージュ )

ひょう混じりの雨になり練習を中止する日本代表イレブン
Photo By スポニチ

 日本代表が12日、またしてもトラブルに見舞われた。練習中に雹(ひょう)が降り、紅白戦を途中で切り上げた。前半は照明のない薄暗いピッチで練習を行うなど、バヒド・ハリルホジッチ監督(65)の判断が裏目に出た。

 激しく降り続いていた雨が、突然、雹に変わった。紅白戦の後半6分。やむを得ずハリルホジッチ監督は練習を切り上げた。通常、1時間半程度行われる試合2日前の調整が、約45分で終了。しかも施設の関係で非公開にすることもできなかった。長友は「(雹は)メチャメチャ痛かった。マジで危ない。こんなにひどいコンディションは今までにない」と顔をしかめた。

 判断を誤った。当初の練習開始予定は午後5時半。ピッチは「照明あり、芝不良」「照明なし、芝良」の2面あり、指揮官は後者を選択した。ナイター設備がないため、スタッフから午後3時半開始を提案されたが、午後8時45分開始の試合にできるだけ近づけるため午後4時半開始を決断。だが紅白戦は薄暗い中でのプレーを強いられ、控え組は途中でビブスを赤から蛍光ピンクに変更した。前半を13分で終えると、たまらず照明のある隣のピッチへ移動。さらに後半を開始した直後に雹に襲われた。スタッフの提案通りもう1時間開始を早めていれば、結果的に回避できていた。

 この日の紅白戦では主力組は4―1―4―1、控え組はベルギーを想定した3―4―2―1の布陣を敷いた。だが中盤の守備が機能せず“仮想E・アザール”の乾に2失点。アンカーの山口は「本当に(守備が)はまらなかった。もっとコミュニケーションをとらないと」と危機感を募らせた。

 11日のリールからブリュージュへの移動では、チームバスがぬかるみにはまり立ち往生するハプニングに見舞われたばかり。10日のブラジル戦に完敗以降は踏んだり蹴ったりだ。代表史上、まれに見るレベルのハプニングが2日連続で起きる奇跡。ポジティブに捉えればFIFAランク5位の強豪相手に、サプライズが起きる予兆と取ることもできるが果たして…。

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