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長崎出身”アジアの大砲”高木監督「長崎県民を代表して選手にありがとう」

[ 2017年11月11日 21:47 ]

明治安田生命J2第41節第1日   長崎3―1讃岐 ( 2017年11月11日    トラスタ )

<J2、長崎・讃岐>J1昇格を決め、胴上げされる高木監督
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 長崎の高木琢也監督(49)は就任5年目でクラブをJ1初昇格へと導いた。

 3―1での勝利が決まり、スタッフと歓喜の抱擁を交わした指揮官は試合後のインタビューで胸中を問われると「う〜ん…」とうなったまま3秒ほど言葉が出ず。「決まる前は苦しかったが、決まってからは(肩の)荷が下りたというか…」とようやく切り出すと「選手が最後までやってくれましたから。特にきょうは何も指示することなく、ただ試合を見ていました」と選手に感謝した。

 チームは2013年にJ2へ初参入。高木監督は同年にJリーグ初代監督として就任した。地元・長崎県出身で、高校サッカーの名門・国見高校出身。現役時代は”アジアの大砲”と呼ばれ、日本代表FWとしても活躍した。2006年にはコーチからシーズン途中に監督へ就任した横浜FCを率いてクラブ初の昇格へと導いたが、プレッシャーの中、地元クラブで決めた昇格の味はまた格別なものとなった。

 試合後に行われたホーム最終戦セレモニーでは「皆さん、おめでとうございま〜す!」と声を張り上げた高木監督。「地元のチームがJ1に昇格できたことを長崎県民を代表して皆様よりも先にこの選手たちに僕がお礼を言いたいと思います。ありがとう!」と言葉に力をこめた。

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