【城彰二 視点】ブラジルが教えてくれた攻撃につなげる守備

[ 2017年11月11日 08:21 ]

国際親善試合   日本1―3ブラジル ( 2017年11月10日    フランス・リール )

前半、マルセロにゴールを決められうなだれる川島(左から2人目)ら日本代表イレブン
Photo By スポニチ

 ブラジルとは個の能力だけでなくチームの完成度にも大きな差がある。それが分かったことがこの試合唯一の収穫と言って良い。

 日本は前半の立ち上がりに高い位置からプレスをかけたが、相手のパススピード、ボールコントロールの技術の高さに圧倒されて機能しなくなった。ブラジルは縦パスが通った瞬間に2列目から前線にどんどん飛び出してくる。その上どの選手もスピードがあるため日本の守備陣は全く対応できなかった。

 ブラジルがメンバー変更した後半は相手の動きだしが少なくなったためプレスが機能するようになった。しかしボールを奪った後にミスが出て、なかなかシュートに持ち込むことはできなかった。

 W杯で日本が勝つにはしっかり守って速い攻撃を仕掛けるしか手がない。そしてボールを奪った後にどう攻めるか、チームとして形を持っていないと、攻守の切り替えが速い相手にはボールを奪い返されてしまう。個の判断だけでは崩すのは難しい。守備のための守備ではなく、攻撃につなげる守備の構築が課題だ。そのことをブラジルが教えてくれた。 (元日本代表FW)

続きを表示

この記事のフォト

「サッカーコラム」特集記事

「メッシ」特集記事

2017年11月11日のニュース