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大宮社長「何としてもJ1に残留するために」監督&強化本部長W解任

[ 2017年11月5日 17:58 ]

石井正忠氏
Photo By スポニチ

 J2降格圏の17位に低迷する大宮が5日、監督と強化担当責任者のダブル交代を電撃発表した。

 J1リーグ戦も残り3試合となり、大宮は18日に行われる今節にもJ2降格が決まる可能性があるが、5月に就任した伊藤彰監督(45)を解任し、今季途中まで鹿島監督を務めた石井正忠氏(50)が新監督に就任。松本大樹強化本部長(39)も解任し、西脇徹也スカウト担当(40)が新たに強化本部長へ就任する。

 クラブは公式サイトで「大宮アルディージャを支えてくださる皆さまへ」とする森正志社長(54)の声明を発表。「伊藤監督には、チームを立て直すという強い思いで監督を引き受けていただき、力を尽くしていただきましたが、監督就任後の成績はJ1の18試合で3勝8分け7敗(勝ち点17)と、思うような結果につながっておりません。試合結果と試合内容を鑑み、残り3試合というタイミングではありますが、何としてもJ1に残留するために監督交代を決断しました。また、トップチーム全体をマネジメントする強化本部の体制も見直し、松本大樹強化本部長もあわせて交代いたします」と監督と強化担当責任者という2人のトップを交代させるに至った経緯を説明した。

 鹿島に昨季J1リーグと天皇杯の2冠をもたらした石井氏の新監督就任とスカウト担当だった西脇氏の強化本部長就任については「新たな体制として、監督には鹿島アントラーズで多くの経験を有し、素晴らしい実績を挙げてこられた石井正忠氏に、また強化本部長には選手として、またアカデミースタッフやスカウト担当など、様々な立場で長年にわたってクラブに貢献してきた西脇徹也氏に就任いただきます。両氏とも現在のチーム状況を十分理解した上で、J1残留という目標に向けて全力を尽くすと決意していただきました。クラブとしても全員が一丸となり、新体制をしっかりとサポートしていく所存です」とし、何としてもJ1残留という強い気持ちをのぞかせた。

 大宮は18日に仙台、26日に甲府、最終節の12月2日は川崎Fと対戦。石井氏は7日に就任会見を行う。

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2017年11月5日のニュース