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【森保監督に聞く】広島でやってきたことベースにチームづくり

[ 2017年10月31日 05:30 ]

就任記者会見で東京五輪へ決意を示した森保監督
Photo By スポニチ

 ――自国開催の五輪で若手育成も担う。

 「これまで関わってきた指導者の方々が大切に育ててきた選手たちを、さらに上の舞台に引き上げたい。18年W杯ロシア大会もそうですが、22年W杯カタール大会に多くの選手に行ってもらえるように育成をしたい」

 ――どういうサッカーを目指すのか。

 「抽象的になるが、チームの組織力をもって、連係、連動して攻守に関わるサッカーをしたい。広島でやったことをベースとするが、選手を見極めながら柔軟に構えたい。個人戦術、グループ戦術でサッカーの原理原則はどんな形でも同じ。そこをベースアップしながら、最良なスタイルで戦いたい」

 ――就任直前の欧州視察で学んだことは。

 「私が見たのはクラブチームですが“おらが街のチーム”を応援する雰囲気が普段の生活の中にあった。ピッチとスタジアムが本当に一体感を持って試合を行っているのを感じた。我々のチームも皆さまに応援してもらえるように、日本の力として試合ができるように頑張りたい」

 ――広島の選手、監督で得た経験を、どう五輪で生かしたいか。

 「私は長崎出身で、広島で一番長く人生を過ごした。2つの都市は世界で2カ所しかない被爆地で、平和都市。五輪は平和の祭典なので、そういう発信ができれば最高です」

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2017年10月31日のニュース