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要求はストレートに…森保監督、西野委員長から助言「奇人変人と思われるのが成果に結びつく」

[ 2017年10月30日 16:54 ]

日本サッカー協会の西野技術委員長(左)田嶋会長(右)とポーズを取る五輪代表の森保新監督
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 20年東京五輪のサッカー男子日本代表を率いる森保一監督(49)が30日、東京都内で就任記者会見を行い、「重責だが、喜んでいただける結果を出せるように全身全霊で五輪に向かっていきたい。メダルを獲得できるように頑張っていきたい」と決意表明。自国開催で1968年メキシコ大会以来52年ぶりとなるメダル獲得を目標に掲げた。

 「チームの組織力をもって連携、連動して攻守にかかわるサッカーをしたい。攻守ともに全員で戦うサッカーを目指していきたい」と目標とするサッカーについて語った森保監督。選手選考については「五輪でプレーできる世代なら年齢や今までの実績関係なく出場できる扉は開かれている。色々なところから情報を頂きながら、選手が埋もれて終わることがないように」と広く門戸は開かれているとした。

 会見には日本協会の田嶋幸三会長(59)、西野朗技術委員長(62)も同席した。1996年アトランタ五輪で日本を指揮し、1次リーグ初戦でブラジルを破る「マイアミの奇跡」を成し遂げた西野技術委員長は、五輪監督の先輩としてアドバイスを求められると「クラブから代表になって思い通りにいかないと思うが、そういったものをストレートに挙げてほしい」と日本協会やJOCへ要求をどんどん出してほしいと助言。「(アトランタ五輪の)当時、この監督はちょっとおかしいんじゃないかとか言われたんです、散々。いろんなことをやる中で奇人だ、変人だと思われるのが成果に結びつく」と自らの経験を元にアドバイスを送ると、森保監督は表情を崩しながらも深く頷いていた。

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