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G大阪、来季監督にクルピ氏内定 クラブ史上最高年俸1・7億円

[ 2017年10月30日 05:30 ]

G大阪の次期監督に内定したレヴィー・クルピ氏
Photo By スポニチ

 G大阪の次期監督にレヴィー・クルピ氏(64)が内定したことが29日、分かった。年俸はクラブ史上最高額の150万ドル(約1億7000万円、金額は推定)。早ければ11月中旬にも正式発表される。

 破格の待遇を持って名将を迎え入れることが決まった。ブラジルのサッカー関係者によると、G大阪とクルピ氏が来季からの就任で基本合意。クルピ氏の年俸は西野朗氏(現JFA技術委員長)や長谷川監督の1億2000万円を超える年俸150万ドルに達する見込みで、近日中に梶居勝志強化部長(54)がブラジルに渡り、細部を詰める段階となった。Jリーグの承認を得て正式決定する運びとなる。

 9月7日に長谷川監督の今季限りでの退任が決定。その後、梶居強化部長がブラジルへ飛び立ち、元鹿島監督のトニーニョ・セレーゾ氏らブラジル人路線で人選を進めていた。その中でクルピ氏が最上位に浮上し、交渉を開始していた。

 28日に成績不振でサントスの監督を解任されたクルピ氏だが、日本ではG大阪のライバルであるC大阪を3度にわたり、計7年間指揮。その中で日本代表の中核を担うMF香川やMF乾、MF清武を育て、10年には3位に入り、翌年にはクラブ史上初のACL出場も果たした。

 G大阪は来季、トップチームと完全分離させていたU―23チームの融合も視野に入れている。MF遠藤やMF今野ら主力の高齢化もあり、若手の育成は大きな課題として直面。当然、勝利も追求する。2つの難題をクリアできる人材として、クルピ氏は最適の人物といえる。

 ◆レヴィー・クルピ 1953年2月28日、ブラジル・パラナ州クリチバ出身の64歳。1986年にブラジルのSERカシアス・ド・スルで指導者としてのキャリアをスタート。日本では97年のC大阪をはじめ、計3度、同クラブを指揮した。1メートル78。

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2017年10月30日のニュース