ブラジルのサントス　元Ｃ大阪指揮官のクルピ監督の解任を発表

　ブラジルの名門サントスは２８日、元Ｃ大阪指揮官のレヴィー・クルピ監督（６４）の解任を発表した。クラブＯＢでマンチェスター・シティーなどでもプレーした元ブラジル代表ＭＦのエラーノ氏（３６）が今季終了まで暫定で指揮を執る。

　６月に就任したクルピ監督は約１週間前に解任騒動を乗り越えたばかりだった。クラブは２０日に一度、解任を決定。直後に選手がローマ・ジュニオール会長に直談判した結果、契約満了となる今季終了まで続投することが決まっていた。その後、２２日に最下位アトレチコ・ゴイアニエンセに１―０で勝利したものの、２８日に宿敵サンパウロに１―２で敗戦。暫定３位ながら、最近５試合で１勝と失速しており、クラブは“２度目”の解任を決断した。ローマ・ジュニオール会長は地元紙グロボに「レヴィーと話し合ったが、変化が必要だと感じた。最近のチームのパフォーマンスは満足できるものではなかった」と説明した。