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本田2発!PA外から豪快ミドル弾 ハリル監督に強烈アピール

[ 2017年10月27日 05:30 ]

メキシコ杯決勝トーナメント1回戦   パチューカ5―0サカテペク ( 2017年10月25日 )

<パチューカ・サカテペク>前半、自身2点目のゴールを決める本田(右)
Photo By 共同

 パチューカのMF本田圭佑(31)が25日にホームで開催されたメキシコ杯決勝トーナメント1回戦サカテペク(2部)戦で2得点を挙げた。4―2―3―1布陣の右MFに入り、4試合連続で先発。前半35、44分にともに左足でネットを揺らした。公式戦での2ゴールはACミラン時代の14年10月19日のベローナ戦以来。約3年ぶりのマルチ弾で日本代表復帰をアピールした。

 地球の裏側で本田が輝いた。まずは1―0の前半35分、右サイドでボールを受けると中央へ切り込み、ペナルティーエリア外から左足を振った。GKの頭上を抜く豪快なミドル弾。2―0の前半44分には最終ラインの裏に抜け出し、GKの動きを見極めて左足でネットを揺らした。気温12度、標高2400メートルの本拠地で躍動。後半14分に途中交代した際にはサポーターから「ホンダ!ホンダ!」の大合唱が起きた。

 今月6日にニュージーランド、10日にハイチと親善試合を行った日本代表の招集を見送られた。落選直後、自身のツイッターに「先は長い。じっくり確実に進むよ。亀のように」と記したが、“ウサギ”のような速度で調整のギアを上げ、所属クラブで先発に定着。日本代表のハリルホジッチ監督から「しっかりとトレーニングをしてポジションを勝ち取ってもらわないといけません」と注文を付けられる中、約3年ぶりのマルチ弾で復調を印象づけた。

 日本代表は11月に欧州遠征を行い、10日にブラジル、14日にベルギーと親善試合を行う。メンバー発表は31日。香川、原口、乾、武藤、浅野ら2列目の定位置争いはし烈だが、本田の実績、経験値は誰もが認めるところだ。ウガンダのクラブ買収、サッカー教室事業の拡大など最近はビジネス面での活動が目立つが、ピッチ内の主役の座も簡単に明け渡すつもりはない。

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2017年10月27日のニュース