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柏 原点回帰で2大会ぶりの4強「ミスを恐れずにできたことは次につながる」

[ 2017年10月25日 23:05 ]

川崎Fに勝利し声援に応える柏・中村(中)ら
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 天皇杯は25日、各地で準々決勝を行い、柏は川崎Fに1ー0で勝ち、2大会ぶりの4強入りを決めた。Jリーグで最近3試合勝利がない状況で、下平監督は原点回帰。選手に「意地でもつなげ」と指示を出して最終ラインからパスをつないでゲームを組み立てることを徹底させた。

 GK中村がボールを大きく蹴る場面はほとんどなく、センターバックの中谷、中山、ボランチの小林が相手を背負っている状況でも、ボールを失うリスクを恐れずにパスを選択。相手のプレスをいなしてリズムを作ると、後半16分にショートCKからクリスティアーノが右足ミドルシュートを決めた。

 後半32分から途中出場したベテランMF栗沢は「(中村)航輔が勇気を持ってつないでくれた。ミスを恐れずにできたことは次につながる」と強調。シュート13本は相手の3本を大きく上回り、攻撃サッカーが売りの敵将・鬼木監督に「守備におわれてしまった」と言わせる会心の内容だった。

 中3日の29日にはJリーグで再び川崎Fと対戦。MF伊東は「リーグ戦では勝てていないけど、ここから良い流れになると思う。自分たちの力を信じて戦いたい」と前を向いた。

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2017年10月25日のニュース