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C大阪・杉本2発!得点王並んだ 柿谷にじゃんけん勝ってPK

[ 2017年10月22日 05:30 ]

明治安田生命J1リーグ・第30節   C大阪2―0甲府 ( 2017年10月21日    金鳥スタ )

<C大阪・甲府>前半5分、ゴールを決め駆け出す杉本
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 明治安田生命J1リーグは21日、各地で第30節の8試合が行われ、C大阪はホームで甲府に2―0で勝利し2連勝を飾った。前半5分に先制点を奪った日本代表FW杉本健勇(24)は、後半7分にはジャンケンでキッカーの権利を得たPKを決めて2点目。今季19ゴールで得点ランクトップタイに浮上し、チームの4位浮上に貢献した。浦和―G大阪戦(埼玉)は、22日に行われる。

 2発の決め手は「パー」だった。1―0の後半7分、ペナルティーエリア内でDFヨニッチが倒されて得たPK。ボールを拾い上げた杉本が、歩み寄ってきた柿谷と勝負に出た。キッカーの座を懸けたジャンケン。パーを出して勝利すると、PKを冷静にゴール左下へ沈めて貴重な追加点を挙げた。

 「(PKは)“くれ”と言った。でも曜一朗くん(柿谷)も蹴りたがっていたからジャンケンで決めました」

 2点目がPK弾なら1点目は予告弾だった。試合2日前に「1本目のチャンスを決めたい」と話していた通り、前半5分にCKの流れから柿谷のパスを受けると、右足でファーストチャンスを仕留めた。C大阪にとってホームでの甲府戦初勝利、そして2連勝をたぐり寄せた。

 国際Aマッチ初得点を決めた親善試合ハイチ戦からチームに戻り、これで前節鳥栖戦に続き2戦連発。代表に生き残り、かつ定位置を奪うにはさらなる成長が必要だと自覚している。視察した日本代表の手倉森コーチは言う。「代表では速く守備のポジションにつくことと(クロスに対して)ニアに入ることを口酸っぱく言われていた。そこは意識していたね」。その上で「もっとできる。ハリルに言わせたら“もっとできるだろう”とね」と注文もつけられた。

 その言葉も期待の裏返しだ。2得点で今季19ゴールとし得点ランクトップタイに浮上。それでも、現状に満足する様子は一切ない。「残り4試合はすぐ終わると思うし、全部勝つつもりでいきたい」。C大阪のため、そして自分のためにも高みを目指して戦い続ける。

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