久保　日本をサッカー大国に「仲間と５年、１０年後に代表で」

成田空港に到着し、移動する久保
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　Ｕ―１７Ｗ杯インド大会の活動を終えたＵ―１７日本代表が１９日、成田着の航空機で帰国した。大会１得点のエースＦＷ久保は１６強敗退の経験を糧に、日本をサッカー大国に押し上げる覚悟を見せた。

　Ｕ―１５世代から過ごした２年半の時間が、将来への想像を膨らませた。１７日の決勝トーナメント１回戦でイングランドにＰＫ戦で敗れたものの、互角以上に渡り合った。「一生忘れない」と敗戦を受け入れた１６歳だが、「日本がサッカー大国になる可能性は十分ある」と言い切った。

　敗退が決まった夜は悔しさで眠れずに主将のＭＦ福岡と語り合った。この世代は１９年にＵ―２０Ｗ杯、２０年に東京五輪もあるが、久保は「２年半やった仲間と５年後、１０年後に代表で一緒にやれたら」とさらに先を見据えた。今後はＦＣ東京のトップチームに合流する方針で、今季中のＪ１リーグデビューを目指す。「（代表の）ミーティングで“上を目指せ”と言われている。早く出られたらうれしい。どんどん挑戦したい」。天才の新たな戦いが始まる。