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【中田浩二の視点】U17代表、受け身の前半もったいなかった

[ 2017年10月19日 08:20 ]

U―17W杯決勝トーナメント1回戦   日本0―0(PK3―5)イングランド ( 2017年10月17日    インド・コルカタ )

<U―17W杯 日本・イングランド>前半、前線へとドリブルする久保(中央)
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 敗因は前半に相手の攻勢に対して受け身になってしまい、自分たちのペースで試合が進められなかったことだ。相手の個の能力が高く、1次リーグでフランスやニューカレドニアに苦戦していた日本は慎重になってしまった。前半は前線に縦パスが入らずに久保が孤立。後半途中で椿を投入するまで攻めの形がつくれず、点が取れなかった。久保も後半に入ってから自由に動いてボールをもらい起点になるなど、持ち味を出せるようになったが、それだけに前半がもったいなかった。

 期待も高かっただけに選手は悔しいはず。だが、この大会で何ができて、何ができなかったかということを今後にどう生かすかが一番大切だ。私も世界ユース選手権(現U―20W杯)に出場してフィジカルの強さ、判断の早さなど日本と差があることを知った。一方で技術は通用する部分もあって自信を付けた。それは世界大会に出場しないとわからない。チームに戻るとそのレベルに合わせてしまうが、忘れないことが重要。平川、中村、上月、椿、宮代らいい選手もいた。上の世代でリベンジを目指してほしい。(元日本代表DF)

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2017年10月19日のニュース