×

元FC東京GK榎本がブラインドサッカーのアジア選手権代表メンバーに選出

[ 2017年10月18日 14:48 ]

 NPO法人日本ブラインドサッカー協会(JBFA)は18日、12月9日から18日までマレーシアのクアラルンプールで開催されるブラインドサッカーアジア選手権に出場する日本代表に9選手を発表。J1のFC東京でアカデミーコーチを務めるGK榎本達也(38)も招集された。ブラインドサッカーは、視覚障がい者のフィールドプレーヤー4人と健常者のGKによる5人制で、榎本は公式戦初選出。

 東京都練馬区出身の榎本は、浦和学院高から1994年に横浜入り。2003、04年と横浜で2度のリーグ年間王者を経験、優勝した01年のナビスコ杯(現YBCルヴァン杯)ではMVPにも輝いた。07年に神戸、11年に徳島、13年には栃木へと移籍し、15年からFC東京でプレー。昨季限りで現役を引退し、今季からFC東京のアカデミー(育成部門)でコーチを務めている。

 Jリーグ通算でJ1が223試合、J2が60試合、J3では7試合に出場。昨季はJ1リーグ戦出場はなく、FC東京U―23チームのオーバーエージ枠でJ3リーグ戦7試合に出場していた。A代表経験はないが、日本がMF小野伸二(現札幌)らを擁して準優勝した99年の世界ユース選手権(現U―20ワールドカップ)ナイジェリア大会でメンバー入り。今年4月にブラインドサッカーの日本代表強化指定選手に選出されていた。

 アジア選手権には世界ランク8位の日本のほかに、前回覇者でリオ・パラリンピック準優勝のイラン(世界ランク6位)や前回準優勝の中国(同3位)、韓国(同10位)、マレーシア(同17位)、タイ(同19位)、インド(同23位)の7カ国が参加。上位3カ国には来年6月にマドリード(スペイン)で開催される世界選手権の出場権が与えられる。

続きを表示

2017年10月18日のニュース