ザック氏　ＵＡＥ代表監督に就任！アジアサッカー熟知

ザッケローニ氏
Photo By スポニチ

　元日本代表のイタリア人指揮官アルベルト・ザッケローニ氏（６４）が、ＵＡＥ（アラブ首長高連邦）の代表監督に就任することが決定した。同国のサッカー協会が、ツィッターで「ベンベヌート　カピターノ（ようこそキャプテン）」というイタリア語とともに、ザッケローニ氏の写真を掲載して発表した。きょう１７日に就任会見が行われる予定という。

　ＵＡＥ代表は１８年Ｗ杯ロシア大会のアジア最終予選では、同組に入ったハリルジャパンを敵地（埼スタ）での初戦で２−１で破るなど好発進。だが、最終的にはプレーオフ圏内も逃し、今年５月に途中就任したアルゼンチン人のバウザ監督もチームを去ることになっていた。その中で、自国開催となる１９年のアジア杯、２２年のＷ杯カタール大会へ向け、アジアサッカーを熟知するザッケローニ氏に白羽の矢を立て、ザッケローニ氏も現場復帰を決断したという。

　ザッケローニ氏は１０年７月に日本代表指揮官に就任。１１年１月のアジア杯を制するなど結果を残した。だが、史上最強ジャパンと大きな期待を背負って臨んだ１４年Ｗ杯ブラジル大会では、１分け２敗でグループリーグ敗退。１６年には中国１部北京国安の指揮官に推定年俸４００万ドル（約５億円）で就任したが、成績不振により開幕からわずか９試合で任を解かれていた。ＵＡＥ代表監督は、それ以来の就任となる。