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長友フル出場、ミラノ・ダービー白星貢献「勝ったことが全て」

[ 2017年10月17日 05:30 ]

セリエA第8節   インテル・ミラノ3―2ACミラン ( 2017年10月15日 )

<インテル・ミラノ―ACミラン>戦の前半、競り合う長友(右)
Photo By 共同

 インテル・ミラノの日本代表DF長友佑都(31)が伝統のミラノダービーで3戦ぶりにフル出場し、勝利に貢献した。左サイドバックに入り、豊富な運動量を生かして攻守に奔走。2―1の後半36分には自身の左サイドからクロスを上げられ失点したが、素早いプレスや空いたスペースのカバーなど堅実な仕事ぶりも示した。約8万人の大観衆の前で激闘を制し、「勝ったことが全て」と喜びに浸った。

 日本代表では欧州組で唯一、ニュージーランド、ハイチとの親善試合2試合に先発。10日のハイチ戦後は「1分でも早く帰りたいと思っていた。時差ぼけや(体の)リカバリーをするため早く帰った」と羽田空港に直行し、当初の予定より1日早くチームに合流。それだけダービーに懸ける思いは強かった。

 16日付のトゥット・スポルトは「良き小さな一兵卒として軍人らしく防衛任務に努めた」と6点をつけるなど、イタリア地元各紙も及第点を与えた。次節は開幕8連勝のナポリとの首位決戦。「厳しくなるが、イタリアでは勝つことが全て」と意欲をみなぎらせた。(ミラノ・神尾光臣通信員)

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