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ハリル監督、選手に怒「裏切られた」次戦で欧州組新戦力招集か

[ 2017年10月12日 05:30 ]

ハイチ戦で厳しい表情のハリルホジッチ監督
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 日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督(65)が、11月の欧州遠征(10日ブラジル戦、14日ベルギー戦)で欧州組の新戦力を招集する可能性が高まった。10日の親善試合ハイチ戦は杉本、遠藤、昌子、車屋ら、国際Aマッチ経験の浅い国内組を積極起用して、3―3で引き分け。関係者は「監督は国内組の新戦力に対して相当、怒っている。欧州遠征では欧州組の新戦力を呼ぶ可能性が高い」と証言した。

 ベルギー1部で今季5得点を挙げるMF森岡(ワースランドベベレン)や今月の親善試合前にも招集可能性レターが届いていたMF堂安(フローニンゲン)、センターバックで数少ない欧州組であるDF鈴木(スペイン2部タラゴナ)らが新戦力候補。世界トップ5との連戦のため、いきなり出場機会を与えるかは微妙だが、指揮官は手元に選手を置いて能力を把握したい考えを示しているという。

 ハリルホジッチ監督はハイチ戦直後に選手を集め「君たちには裏切られた気分」と斬り捨てた。欧州組を招集できない12月のE―1選手権(旧東アジア杯)で国内組をテストできるため、11月のメンバーは欧州組の占める割合が今まで以上に増す見通し。今月は招集を見送られたMF長谷部(フランクフルト)やFW岡崎(レスター)も復帰することが濃厚だ。指揮官が「最悪の試合」と断じたハイチ戦を受け“欧州至上主義”の傾向が、より鮮明になってきた。

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