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セレッソ 劇的G倒で初の決勝へ!木本がロスタイム奇跡V弾

[ 2017年10月9日 05:30 ]

ルヴァン杯準決勝第2戦   C大阪2―1G大阪 ( 2017年10月8日    吹田ス )

<G大阪・C大阪>試合後、決勝点を決めたC大阪・木本がサポーターに向かって挨拶する
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 C大阪はアウェーでG大阪に2―1で勝利し、2戦合計4―3でクラブ史上初の決勝進出を決めた。後半ロスタイムにDF木本恭生(24)の決勝点が生まれ、クラブにとっての初タイトルに王手をかけた。

 土壇場で奇跡が起きた。1―1のまま終盤にもつれ込み、表示された後半ロスタイムの5分も過ぎようとしていた。右サイドからMF水沼の送った右クロスに木本が反応。豪快なヘディングで決勝点を奪うと、アウェーに駆けつけたC大阪サポーターから歓喜がわき起こった。

 「点を取らないと終わりだったんで、自分の判断で(前線に)上がりました。監督には試合後に“なんであそこにいたんだ”と言われました」

 尹晶煥(ユンジョンファン)監督も驚いた決勝弾。最終ラインにいた伏兵の一撃がクラブ史上初の決勝進出をたぐり寄せた。

 リーグ戦では出場機会の少ない面々で構成される“ルヴァン組”で勝ち上がってきた今大会。だが、決勝トーナメントからは第2戦で主力も起用されてきた。「チーム自体がルヴァン組とリーグ組に分かれている訳じゃない。俺は、その呼び方(ルヴァン組)は好きじゃない」と話していたのは、先制点を決めたFW柿谷。合体したメンバーで結果を出したことにチームとしての意味があった。

 公式戦で大阪ダービーに勝利するのは、12年3月以来となる約5年半ぶり。初タイトルにも王手をかけたが、試合後のロッカールームで選手たちは「まだ何も成し遂げていないぞ」と言い合った。達成感に浸ることなく、歴史を変える戦いに挑む。

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