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オランダ W杯出場絶望的…最終節は7点差以上の勝利が必要に

[ 2017年10月9日 05:30 ]

<ベラルーシ・オランダ>シュートを外し悔しがるオランダ代表・ロッベン(左)(AP)
Photo By AP

 18年W杯ロシア大会の欧州予選は7日、各地で9試合が行われ、A組で前回ブラジル大会3位のオランダは本大会出場が絶望的となった。敵地でベラルーシを3―1で下したものの勝ち点16で3位。10日の最終節で同19の2位スウェーデンに7点差以上で勝たなければ予選敗退が決まる。フランスが勝ち点20で首位をキープ。B組は首位スイスが9戦全勝。勝ち点3差の2位ポルトガルと10日に直接対決する。11月に日本と対戦するH組のベルギーは9戦不敗とした。 W杯欧州予選

 オランダの希望は、試合前にほぼ潰(つい)えた。勝ち点3差で追うスウェーデンが、約3時間先だって行われたルクセンブルク戦に8―0と大勝したため、得失点差が拡大。「結果を知ってモチベーションが上がらなかった」というFWロッベン主将のPK弾などで格下に2点差で勝つのがやっとだった。プレーオフ圏の2位を奪うためには、スウェーデンとの直接対決で7点差以上の大勝が必要。ロッベンは「現実的ではない」と白旗を揚げた。

 W杯で10年大会準優勝、14年大会3位の強豪が、4大会ぶりの予選敗退が濃厚に。16年欧州選手権も予選で敗退した。低迷の原因は33歳のロッベン、MFスナイダーら黄金世代に続く選手が伸びず、世代交代に失敗。手腕が疑問視されていたブリント前監督を今年3月まで解任しなかった協会の判断の甘さも響いた。5月に就任したアドフォカート監督は70歳。指導者も若手の台頭が不可欠で、オレンジ軍団の復活は容易ではなさそうだ。

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2017年10月9日のニュース