×

C大阪 木本のロスタイム弾で初の決勝「タイトル獲って終わりたい」

[ 2017年10月8日 16:36 ]

YBCルヴァン杯準決勝第2戦   C大阪2―1G大阪 ( 2017年10月8日    吹田S )

<ルヴァン杯 G大阪・C大阪>決勝点を決めたC大阪・木本(左から4人目)は試合終了にガッツポーズ
Photo By スポニチ

 C大阪を初のルヴァン杯決勝へと導いたのはDF木本恭生(24)の劇的なロスタイム決勝弾だった。

 前半15分に柿谷のゴールで先制しながら後半15分に追いつかれて1―1の同点。このまま終わればアウェーゴールの差でG大阪の史上初となる4年連続の決勝進出が決まるところだった。だが、C大阪は最後まで諦めなかった。5分が掲示されたロスタイムも終わりに近づいた後半50分。右クロスをゴール前で受けた木本が空中戦を制して頭で劇的な決勝ゴールを決め、大きな勝利をもぎ取った。

 「非常にうれしいです」と第一声を発した木本は2―2で引き分けた4日の準決勝第1戦(ヤンマー)でも頭でゴールを決めており、これで2戦連発。「本当に攻撃陣が非常に頑張ってくれていたので、皆ハードに頑張ってくれていたので、最後1点取れば勝ちって分かっていたので、最後は前に出て、決めれて良かったです」と興奮気味にその瞬間を振り返った。

 「正直、諦めている人ももしかしたらいたかもしれないですけど、サポーターと、戦っている自分たちと、ベンチの人たちは諦めていなかった。諦めない気持ちを持って最後まで戦い抜くってことを意識しました」と木本。大阪ダービーでのあまりに劇的な一発に「体験したことないので、まだ…うれしいですけど、感情が何とも言えないです」と夢心地だった。

 これでクラブ初の決勝進出が決定。悲願のクラブ初タイトルへあと1勝となった。人生において「今までで一番に入るぐらいのうれしさ」と劇的弾を振り返った木本。「まだ自分たちは何も成し遂げていないので、これで満足することなく、リーグもあるし天皇杯もありますし、本当にひとつになって戦いたいと思います。タイトルっていうのは今年意識してやってきた。ここまで来たので本当にタイトル獲って終わりたいと思います」と意気込んだ。

続きを表示

この記事のフォト

2017年10月8日のニュース