Ｃ大阪、今季ワースト５失点　杉本またも不発「全て劣っていた」

明治安田生命Ｊ１第２８節   Ｃ大阪１―５川崎Ｆ （ 2017年9月30日    等々力 ）

川崎Ｆに大敗し、渋い表情でピッチを後にする杉本（中央）らＣ大阪イレブン
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　Ｊ１は各地で８試合が行われ、Ｃ大阪はアウェーで川崎Ｆに１―５と大敗し、今季初の３連敗を喫した。前半１９分に先制されると、その後もゴールを奪われ続けて今季ワーストとなる５失点。日本代表ＦＷ杉本健勇（２４）は３試合連続で不発に終わり、反撃はＦＷ柿谷曜一朗（２７）の１得点のみにとどまった。チームは５位に後退した。Ｇ大阪は横浜に１―２と敗れ、リーグ優勝が消滅した。

　前半戦では考えられなかった試合内容に、試合後のＭＦ水沼は厳しい表情を浮かべた。「このまま勝てずにシーズンが終わってもおかしくないぐらいにやられている。チームとして（やるべきことが）何かを考えないといけないし、責任と自覚を持ってやらないといけない」。敵地で川崎Ｆに１―５の惨敗を喫し今季初の３連敗。第１８節を終えた時点で首位に立っていたチームの面影はなかった。

　前半１９分にＣＫから先制点を奪われると、同４５分に追加点を献上。後半に入っても流れを変えることはできず、今季ワーストとなる５失点を食らった。これで１４試合連続失点となり、最近２試合で９失点と守備が崩壊。試合開始前に首位鹿島、３位柏が敗れたことで勝ち点差を詰めるはずが、そのチャンスを逃し５位に後退した。

　反撃は柿谷の１得点のみで、３戦連続不発に終わった日本代表ＦＷ杉本は「全てにおいて劣っていたし、負けを認めて次にいかないといけない」と語った。守備面だけでなく、迫力を欠く攻撃にも課題はあり失速の原因は一つではない。最近９試合で２勝１分け６敗。離脱していたＭＦ清武が約３カ月ぶりにリーグ戦復帰を果たしたことは光明ながら、歯車が狂った状況を立て直すのは容易ではない。