甲府　吉田監督古巣に勝って今季２度目の連勝　ドゥドゥ千金ミドル弾

明治安田生命Ｊ１第２８節   甲府１―０柏 （ 2017年9月30日    柏 ）

＜柏・甲府＞後半４４分、ゴールを決め喜ぶ甲府・ドゥドゥ
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　甲府はアウェーで柏に１ー０で競り勝ち、今季２度目の連勝を飾った。吉田達磨監督（４３）にとっては１５年に指揮を執った古巣との対戦。当時はアジアＣＬ８強、ナビスコ杯８強、天皇杯４強とカップ戦で結果を残しながら、リーグ戦で１０位に低迷。フロントとの確執もあり、就任わずか１年で解任された因縁がある。

　相手に主導権を握られながら後半４４分のＦＷドゥドゥのミドル弾で勝利。チーム一丸で耐え抜いて勝ち点３を手にし「サッカーをさせてもらうことは１分もできなかったが、勝てて本当にうれしい」と実感を込めた。６月１７日の対戦では０ー０で引き分けて柏の連勝を８で止めており、今回は柏に１０試合ぶりに土をつける白星。指揮官は後半３０分頃に負傷を抱えるドゥドゥの交代を検討したが、ピッチに残ることを志願する本人の意見を聞き入れて見送っており「（プレーできるかの）サインが〇か？かよく分からず、交代させようとしたら〇だった。危うく大きな采配ミスをするところだった」と振り返った。

　前節、９月２３日には横浜に３ー２で勝利しており、上位陣を連破。「選手が最後の最後までよく走ってくれた。横浜、柏を相手に連勝するとは誰も思っていなかったかもしれない。この勢いを持って１２月２日（のリーグ最終節）まで駆け抜けたい。このステージ（Ｊ１）で戦い続けることができる確信が強くなった」と前を向いた。