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山田大記 3年ぶり磐田復帰で「レギュラー陣脅かす存在に」

[ 2017年9月1日 05:30 ]

3年ぶり古巣復帰の磐田MF山田。背番号は19に
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 ドイツ・カールスルーエを退団し、磐田に完全移籍で復帰した元日本代表MF山田大記(28)が31日、磐田市のヤマハスタジアムで記者会見に臨んだ。背番号19のユニホームに袖を通し「またここでプレーできる機会を頂けて感謝している。早くチームの力になりたい」と抱負を語った。

 14年に磐田がJ2へ降格して渡欧。チームが苦しい時期に海外移籍へ踏み切ったこともあり、3年ぶりの古巣復帰には葛藤があった。決め手となったのは、下部組織での10年間とプロでの約3年半所属したクラブへの愛だった。「サッカー以外のことでも、いつもクラブ側から気に掛けていただいた。迷惑をかけた分、プレーで応えたい」と恩返しを誓った。

 31日は全体練習に合流し、約2時間汗を流した。集まったファンからは「おかえりなさい!」と温かい声援も飛んだ。名波浩監督(44)は「見た感じは良かった。コンディションはすぐ上がってくるだろうし、自分のリズムを崩さず頑張ってほしい」と期待を寄せた。

 次節9日の札幌戦には同行しないが、先を見据えて調整を続けていく。「レギュラー陣を脅かす存在になりたい」と競争も歓迎。現在6位と好調なチームをさらに勢いづける存在になれるか注目される。

 ◇山田 大記(やまだ・ひろき)1988年(昭63)12月27日、浜松市出身。藤枝東高から明大に進学、11年にプロ入り。磐田(11〜14年)―独3部カールスルーエ(当時2部、14〜17年)。13年に日本代表初選出。1メートル73、66キロ。利き足は右。

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2017年9月1日のニュース