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日本、浅野&井手口弾で6大会連続W杯出場決定 確率0%から逆転突破

[ 2017年8月31日 21:25 ]

<日本・豪州>後半、ゴールを決めた井手口と喜ぶ日本選手たち
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 いざ、ロシア!来年開催されるサッカーのワールドカップ(W杯)アジア最終予選が31日、埼玉スタジアムで行われ、日本(FIFAランク44位)はこれまでW杯本大会、予選を通じて1度も勝ったことのなかった強敵オーストラリア(同45位)を2―0で破り、1試合を残して6大会連続6度目のW杯出場を決めた。

 昨年9月に始まった最終予選で日本は通算6勝2分け1敗の勝ち点20。勝ち点16のサウジアラビア、オーストラリアを抑えてB組首位突破が確定し、W杯本大会への出場切符を手にした。

 バヒド・ハリルホジッチ監督(65)は出場に王手をかけて迎えた運命の1戦で、先発を大幅にテコ入れ。先発に抜てきされたFW浅野拓磨(22=シュツットガルト)が後半41分にDF長友佑都(30=インテル・ミラノ)の左クロスにフリーで左足を合わせてゴール右隅に決めると、後半37分にはMF井手口陽介(21=G大阪)が右足で豪快に代表初ゴールを決めて勝ち切った。

 日本はホームで行われた昨年9月1日の最終予選初戦で格下のUAEに1―2で敗れるまさかの黒星発進。日本の黒星発進は3カ国以上で最終予選が行われるようになった90年イタリア大会予選(1次予選敗退の90年、開催国で予選免除の02年を除く)以降初めてで、W杯出場確率0%からのスタートだったが、見事ジンクスを打ち破った。

 浅野は昨年9月6日のタイ戦(バンコク)でゴールを決め、ハリルジャパンに最終予選初勝利をもたらしたが、そのタイ戦以来約1年ぶりとなる先発&ゴールで日本のW杯出場決定に貢献。ハリルホジッチ監督は”大ばくち”と思われた積極的な若手起用が実っての予選突破となった。

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