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杉本アピール不発…C大阪 鹿島に零敗で4位転落

[ 2017年8月27日 05:30 ]

明治安田生命J1第24節   C大阪0―1鹿島 ( 2017年8月26日    ヤンマー )

<C大阪・鹿島>後半、シュートを外し天を仰ぐ杉本(左は柿谷)
Photo By スポニチ

 C大阪はホームで鹿島に0―1で敗れ4位に転落した。W杯アジア最終予選オーストラリア戦(31日、埼玉)、サウジアラビア戦(9月5日、ジッダ)に臨む日本代表に初招集されたFW杉本健勇(24)は、好機に絡みながらも無得点。2戦連発はならなかった。悔しさを抱えつつ、27日から始まる代表合宿に合流する。

 ゴールに見放され何度も天を仰いだ。首位の鹿島相手に序盤から主導権を握り、日本代表の肩書を背負った杉本は積極的に仕掛ける。前半17分に左サイドを抜け出し、中央へ切れ込んで右足シュート。これがGK曽ヶ端の好セーブに阻まれると、後半37分にFWリカルド・サントスの折り返しを右足で合わせた一撃はGKの正面を突いた。

 「決定力不足。(前半17分の)1本かわしたところは5センチか10センチやと思うけど、そのちょっとの精度を上げないといけない。悔しいですね」

 攻勢は実らず、逆に後半43分に決勝点を奪われた。お笑いトリオ「ダチョウ倶楽部」のネタばりに“どうぞ、どうぞ”と勝ち点3を献上。4位に転落し、首位鹿島と勝ち点7差に引き離された。

 持ち味の得点パターンを封じ込められた。最近では左右からのクロスをダイレクトで仕留める形が多かった中で、昌子、植田という日本代表のセンターバックを中心とした鹿島守備陣に警戒されていた。「(クロスからの)ニアも消されていたし、後ろで合わせようと思っていたけど。うまく抑えられた」。両チーム最多のシュート4本を放ちながら、2戦連発はならなかった。

 「次の試合で借りを返したいと思うけど、代表に行く。舞台は違うけど、この悔しさをぶつけたい。(W杯予選は)天国か地獄かの勝負。チャンスがあれば点を決めたい」

 勝てば6大会連続のW杯出場が決まるオーストラリア戦。それが国際Aマッチ初戦でも、主役になるため臆することなくピッチに立つ。

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2017年8月27日のニュース