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倉田秋 日本代表から外れた悔しさ胸にゴール G大阪5試合ぶり勝ち点3

[ 2017年8月26日 22:55 ]

明治安田生命J1第24節第1日   G大阪3―1鳥栖 ( 2017年8月26日    ベアス タ )

 悔しさをバネにした。後半3分だ。G大阪・遠藤からの横パスを受けたMF倉田秋(28)が狙い澄まして右足を振り抜いた。ボールはGK権田の前で絶妙にバウンドし、左隅に突き刺さった。「意外とリラックスしていました。思い切り振っても力むだけ。インパクトだけを意識した」。本人は冷静そのもののだったが、実に8試合ぶりの先制点。「皆、ストレスが溜まっていたんでしょうね。あとでシメときます」と冗談を飛ばしたが、味方から蹴られるなど手荒い祝福を受けた。

 「悔しさがないと言えば、嘘になる」

 24日の日本代表メンバー発表。3月、6月のW杯アジア最終予選メンバーに名を連ねた倉田の名はなかった。W杯切符の掛かる大一番でピッチに立つことはできなくなった。ただ「最近はG大阪を勝たせていなかった。自分の中ではG大阪でシッカリやらなアカンと思っているし、その先に代表が見えてくる」と納得せざるを得ない面もあった。見返すのは“結果”しかなかった。

 チームは5試合ぶりの勝ち点3。そして過去4戦全敗だった鬼門の地で初勝利を挙げた。今回、ハリルジャパンに名前がなかったからといって、日本代表への扉が閉ざされたわけではない。G大阪を勝利に導き続け、再び日の丸の舞台へ返り咲くつもりだ。

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2017年8月26日のニュース