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杉本 招集“御礼弾”だ!鹿島戦で代表23人生き残りアピール

[ 2017年8月26日 05:30 ]

代表初招集から一夜明け、ミニゲームでヒールキックをするC大阪FW杉本
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 W杯アジア最終予選オーストラリア戦(31日)、同サウジアラビア戦(9月5日)に臨む日本代表に初招集されたC大阪のFW杉本健勇(24)が、代表招集の“御礼弾”を狙う。明治安田生命J1第24節J1の7試合が26日に行われ、現在2位のC大阪はホームで首位の鹿島と対戦する。代表に選出された27人のうち、最終予選のベンチ入りは23人。27日からの代表合宿で登録メンバー入りをアピールするために、鹿島戦では貪欲に得点を狙う。 日本代表メンバー  W杯アジア最終予選

 置かれている状況が分かっているから、杉本は冷静だった。勝てばW杯出場が決まるオーストラリア戦を前に日本代表に初選出され、祝福のメールは約150件にも及んだ。だが、招集人数はベンチ入り23人より4人多い27人。「俺は一番、下の身」と語るストライカーは足元を見つめ直した。

 「多くのメンバーが選ばれている中で生き残らないといけないし、試合に絡めるメンバーは限られる。そういう意味では明日の試合も大事だし、トレーニングから自分のプレーを見せないといけない」

 ベンチ入りメンバーにさえ生き残れば、オーストラリア戦が代表デビュー戦となる可能性があり「ヒーローになれるチャンス」と意気込む。現在、鹿島は首位で、センターバックは昌子、植田の日本代表コンビ。ここで勝負を決める一撃を叩き込めば、チームが首位鹿島に勝ち点1差と迫るだけでなく、23人のメンバー入りに向けた自らのアピールにもなる。

 「ここで良い状態でいないと、代表に行っても良いパフォーマンスをできない。引き分けじゃなく、勝てるようにしたい」

 前節の磐田戦では今季14得点目を奪っており、2戦連発の期待が集まる。運命のオーストラリア戦を前に、まずは鹿島の代表コンビを駆逐する。

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2017年8月26日のニュース