内田が入団会見　代表復帰に意欲も「まずはチームのために」

ウニオン入団会見を行った内田
Photo By スポニチ

　ドイツ１部シャルケから同２部ウニオン・ベルリンに完全移籍したＤＦ内田篤人（２９）が２２日、ホームスタジアムで入団会見を行った。主な一問一答は以下の通り。

　――ウニオン・ベルリンについて。

　「（ケラー）監督はシャルケの時に２年（一緒に）やらしてもらっているけど、このチームは昨年４位で、１部に上がらないといけないチームだと思っているんで、その手助けができれば」

　――ケラー監督のもとでどんな役割を果たしたいか。

　「僕のポジションは右サイドバック（ＳＢ）なんで。うまくボールをつなぎながらチームをコントロールしたい。練習中からしっかりチームがうまく回るように。僕もそんなに若くない選手なので、チームがうまく回るように助けたい」

　――移籍にあたって、ケラー監督の存在が大きかったか。

　「もちろん一緒にやっていてプレースタイルとか性格をわかってもらっているのはありがたいけど、ケラー監督が全てでここを決めたわけではない。１部から２部っていうのも僕の中で抵抗もなく、スタジアムの中にファンがいればそこで仕事をしたいなという」

　――コンディションは。

　「長い間休みましたけど、そのぶん何カ月か、ずっと練習はしていますし、コンディションはいいんで。シャルケでキャンプをやってきましたし、試合もやっているんで。早く公式戦に、ブンデスリーガに出たいなっていうのはずっとあったので。できるだけ早くピッチに立つっていうのを目標にやっていきたい」

　――なぜ１年契約なのか。

　「僕にとっては契約（期間）はそんなに大事じゃなくて。１日、１日が大事だと思ってるので、契約年数自体は大事ではない」

　――将来的にＪリーグに戻ることは考えているのか。

　「将来戻るなら、素敵なファンと素敵なスタジアムがあれば、僕はどこでもいいかなと思ってます」

　――２部のことはどのくらい知っているのか。

　「あんま知らないですね。ウニオンが４位だったのと、日本人選手がいるんで、そのチームはよくテレビでも見てます。ザンクトパウリ（ＦＷ宮市亮が所属）とか」

　――日本代表でプレーしたいか。

　「また代表に復帰したいですけど、この赤いユニホームを着てるときはこのチームのために１００％尽くしたいですし、まずはチームのために」

　――ウニオン・ベルリンの右ＳＢ（オーストリア代表トリンメル）のことは知ってるか。

　「知ってます。あの身長（１メートル８９）でＳＢやれるのは魅力だと思うし。セットプレーも蹴れるし、キックも正確。彼から練習で多くのことを学べればと思います」

　――ホテルに滞在しているのか。

　「今はホテルですけど、家が決まれば家族を呼びたい。今は家族がデュッセルドルフに置き去り状態なので、１０カ月のこどもがいるので、どんどん大きくなってしまうので、早く会いたいです」

　――ヘルタ（ベルリンがホーム）の原口元気とベルリンについて何か話した？

　「あんまり話してないけど、家どこにしたらいいかなと、美容院どこにしたらいいかなとか」

　――右と左、両方同じぐらいプレーできるか。それとも自分は右だと思ってるのか。

　「左サイドはシャルケでも何回かやりましたし、オリンピックでもやってます。僕は試合に出られればポジションはどこでもいいと思ってます。監督が決めることだし、出られればどこでも」