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長友「不死ゴリラ」抱負な運動量でV貢献 31日豪州戦任せろ

[ 2017年8月22日 05:30 ]

セリエA・第1節   インテル・ミラノ3―0フィオレンティーナ ( 2017年8月20日 )

<インテル・フィオレンティーナ>エイセリック(右)と激しく競り合う長友
Photo By AP

 インテル・ミラノの日本代表DF長友佑都(30)は20日、ホームで行われたフィオレンティーナとの開幕戦にフル出場した。所属8年目でも先発を勝ち取り、豊富な運動量で勝利に貢献。31日のW杯アジア最終予選、オーストラリア戦を目前に控える日本代表にとっても朗報となった。

 雑草魂を地で行くダイナモは不死身だった。前半4分、今季の初ゴールは長友から生まれる。DFをかわし、相手の裏を狙ったイカルディにミドルパス。先制点となるPK獲得につながった。その後も厚みのある攻撃を披露しながら守備でも奮闘。「コンディション的に良かった。今日も出られればやれるな、という自信は自分の中ではあった」。激しい上下動で左サイドを制圧した。

 今オフ、スパレッティ新監督を迎えたチームの放出候補と報じられ、最古参の30歳は移籍を覚悟していた。チームはニースからブラジル人DFのダウベルトを補強。それでも残留を決断し、プレシーズンからアピールを続けて開幕スタメンを勝ち取った。「20億、30億も出して買った選手たちがこれから来るんで、まあ来ましたしね。僕は練習しかない。勝てる部分はそこしかない」。ツイッターでは不死鳥ならぬ「不死ゴリラ」と自身を表現。指揮官は「攻守両面で途方もない仕事をした」と高評価した。

 31日からはW杯切符を懸けたアジア最終予選が待つ。「これが代表にもつながると思って今日は出たい気持ちが強かった。代表のことはオフの間から常に頭の中にはあったので。やっぱ離れないですよね」。大迫や本田ら故障者も抱えるが、長友は準備万端。ハリルジャパンの左サイドには頼もしいベテランがいる。

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2017年8月22日のニュース