Ｃ大阪・杉本代表アピール弾！２４日発表、招集へシ烈ＦＷ争い

明治安田生命Ｊ１リーグ・第２３節   Ｃ大阪１―１磐田 （ 2017年8月19日    ヤマハ ）

＜Ｃ大阪・磐田＞前半、先制ゴールを決めポーズをとるＣ大阪・杉本￥
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　Ｃ大阪はアウェーで磐田と１―１で引き分けた。２４日にＷ杯アジア最終予選の日本代表メンバー発表を控える中、初の選出が期待されるＦＷ杉本健勇（２５）が先制弾。鹿島のＭＦ金崎夢生（２８）も２―０で快勝した清水戦で１ゴール１アシストを決めるなど、アピール合戦もし烈だ。

　試合後、整列を終えた杉本はピッチにしゃがみ込んだ。前半３７分に２試合ぶりのゴールとなる今季１４得点目を決めながら、後半１８分にクロスを頭で合わせたシュートは左ポストを叩く。守り切ろうとした後半４１分、磐田に同点弾を献上し１―１のドロー。勝ち点３を土壇場で逃した。

　「（結果は）悔しいし、見ていた人は俺が２点目を決めていれば勝ったと思っているだろうけど…。俺もスーパーマンじゃない。（シュートは）入ったとは思ったけど…」

　首位鹿島に勝ち点４差と引き離され、喜べるはずはない。だが、Ｗ杯アジア最終予選を控える日本代表への初招集に向け猛アピールした。均衡を破った一撃は、ＭＦ水沼の右クロスに対してニアサイドへ飛び込み、右足ダイレクトで合わせる技あり弾。２４日の代表メンバー発表へ強烈に存在感を示した。

　この１発は早々とボスに報告された。鹿島―清水戦を現地でチェックし終えたハリルホジッチ監督は言った。「ムウ（金崎）が点を取れたのは良かった。ただ本日は杉本も点を取っている。彼らは現時点で代表候補であり、今後の状況も見ながら決めていきたい。。彼らのうち１人が代表に入る可能性がある」。近づいてきた初選出。ただ、本人は自然体のままだった。

　「（代表入りへ）やることはやった。もちろん行きたいし国を背負って戦いたいけど、そこは監督が決めること。待ちたいです」

　Ｗ杯切符を懸けたオーストラリア戦とサウジアラビア戦。スペイン２部テネリフェから獲得の打診も届いている大型ＦＷが、日本の切り札となる可能性が高まってきた。