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清水 今季初の逆転勝利で強敵下し13年以来のホーム3連勝

[ 2017年8月9日 22:47 ]

明治安田生命Jリーグ第21節   清水3―2C大阪 ( 2017年8月9日    アイスタ )

<清水・C大阪>後半、清水・北川(右)はゴールを決め喜ぶ
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 清水はC大阪と対戦し、今季初の逆転勝利で暫定首位から引きずり降ろした。13年以来のJ1ホーム3連勝。4日に負傷したエースFW鄭大世を欠く中、MF金子のPKとFW北川の今季リーグ1、2号で強敵から劇的に勝ち点3を奪った。

 前半で2失点する苦しい展開をはね返した立役者は、今季リーグ初先発だった21歳の若手ストライカーだ。1―2で迎えた後半15分、右からのスローインを受けた北川がペナルティーエリア内右で反転して左足を振り抜き同点に。さらに後半28分には、DF松原からのグラウンダーのクロスをヒールで流し込み、勝ち越し弾を挙げた。

 「素直にホッとしている。今季はなかなかゴールに結びつかなくて、申し訳ない気持ちでいた」

 今季はシーズン序盤に左内転筋肉離れで出遅れ、ルヴァン杯での2得点のみだった。苦しい中で刺激を受けたのは、この日2トップを組み、後半2分にオフサイドの幻弾を挙げたFW長谷川だ。長谷川は昨夏加入後から、度重なるケガを乗り越えて定位置をつかんだ“苦労人”。「ハセさんがケガをしながらも試行錯誤してやっているのを見てきて、危機感も芽生えた。また這い上がろうという気持ちでやって来られた」と明かした。

 チームもヤマ場を乗り越えた。負傷者続出に加え、MF六平も出場停止。ユース選手までベンチ入りする中、ボランチに入ったMF枝村が攻守で存在感を見せ、プロ入り後初めて左MFに入った金子も攻撃の起点になった。小林監督は「諦めないということを見せられた。よく頑張ってくれた」と高く評価。強敵続きの8月を闘い抜く勢いを得た。

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2017年8月9日のニュース