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浦和にブラジル人DFマウリシオ 守備立て直し緊急補強へ

[ 2017年8月1日 06:23 ]

ポルトガル1部・マリティモのDFマウリシオ・アントニオ(右)
Photo By ゲッティ=共同

 浦和がポルトガル1部マリティモのブラジル人DFマウリシオ・アントニオ(25)の獲得に動いていることが31日、分かった。ミハイロ・ペトロヴィッチ前監督(59)を解任し、堀孝史新監督(49)の下で再出発を図る中、まずは守備陣の再建に乗り出す。

 再出発を図る浦和が、水面下でブラジル人DFの獲得に動いていた。複数の関係者によれば交渉は順調に進んでいる。リーグワースト2位タイの総失点36と守備再建が急務な中、獲得が実現すれば貴重な戦力となりそうだ。

 マウリシオは身長1メートル84と長身のセンターバック。昨季は主力として27戦3得点をマーク。チームは6位に入り、欧州リーグ予選の出場権獲得に貢献した。19年6月まで契約を残すが、日本への移籍に前向きという。ブラジルの名門サンパウロの下部組織で育ち、U―15、17のブラジル代表にも選出された逸材だ。

 現在、浦和は暫定8位に低迷。3バックの槙野、遠藤、森脇が本来の安定感を欠く状況だ。さらに29日の札幌戦では那須が左太腿を負傷し、守備陣が手薄な状況に追い込まれた。30日に会見した山道強化本部長は補強の可能性について「移籍のウインドーは8月中旬まで。やれる範囲で模索している」と話していた。

 首位のC大阪との勝ち点差は12。だが総得点45と断トツの攻撃力を誇る浦和が守備の安定感を取り戻せば、巻き返しも不可能ではない。マウリシオ獲得の成否が浮沈の鍵を握る。

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2017年8月1日のニュース