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広島 ヨンソン監督初戦黒星、一瞬スキ突かれ超ロング弾に沈む

[ 2017年7月31日 05:30 ]

明治安田生命J1第19節   広島0―1鳥栖 ( 2017年7月30日    Eスタ )

<広島・鳥栖>後半、指示を出す広島・ヨンソン監督
Photo By 共同

 3試合が行われ、17位の広島はホームで鳥栖に0―1と敗れ、ヤン・ヨンソン監督(57)のリーグ戦初陣を飾れなかった。これで7戦連続勝ち星なしと、新体制になっても苦戦が続いている。6連敗中だった最下位・新潟は敵地でFC東京と1―1で引き分けた。

 超ロングシュート一発に沈んだ。J2降格圏の17位に甘んじる広島は、ヨンソン監督がリーグ戦初戦に臨むも、鳥栖に0―1で敗戦。今季10戦目となった本拠地での初勝利はまたもお預けとなり、いよいよ降格が現実味を帯びてきた。

 悪夢は後半30分。一瞬のスキを突かれ、鳥栖FW趙東建(チョドンゴン)にセンターサークル内から50メートル弾を決められた。頭を越されたGK中林は「少し対応が遅れてしまった…」と肩を落とした。

 シュート数は相手の7本に対して16本。攻撃的サッカーを目指す「新生・広島」は印象づけた。ただG大阪からの新加入したFWパトリックが、両チーム最多3本のシュートを放ちながらJ1通算30得点の力を発揮できなかった。「悲しい結果だ。チャンスでゴールが入らなかった」。チームは今季19戦で16得点。決定力不足は今なお深刻だ。

 「目指すサッカーは見せられたと思う。やっていることに間違いはないので継続していきたい」とヨンソン監督。ホームで痛い1敗を喫したにしては、楽観的だった。

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2017年7月31日のニュース