本田 右ふくらはぎ痛め初陣大幅遅れ、8・31W杯予選ピンチ

[ 2017年7月25日 05:30 ]

UNAMとの開幕戦を観戦したパチューカの日本代表FW本田
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 メキシコの名門パチューカに加入した日本代表FW本田圭佑(31)が右ふくらはぎの下腿三頭筋を痛めたことが24日、判明した。23日(日本時間24日)の開幕戦、UNAM戦後にディエゴ・アロンソ監督(42)が本田のデビューまで3〜4週間かかると明言。初陣が大幅に遅れることで、日本代表としてW杯切符が懸かる8月31日のアジア最終予選オーストラリア戦(埼玉ス)出場に、黄色信号がともった。本田が視察した試合は0―1で敗れた。

 その険しい顔が、前途多難であることを物語っていた。本田はパチューカの開幕戦を観戦するためエスタディオ・オリンピコ・ウニベルシタリオを訪問。アウェー側のガラス張りの関係者席で試合を見つめた。ハーフタイムにはファンに手を振る余裕も見せたが、チームの敗北もあってか会場を去る際は表情が一変。報道陣からの質問に一切、口を開かないまま、関係者と迎えの車に乗り込んだ。

 この日の会見でウルグアイ人のアロンソ監督が本田について初めて言及。「足に違和感がある。高地への順応も含めて(デビューまで)3〜4週間かかるだろう」と明言し、初陣が大幅に先延ばしとなることが決まった。

 クラブ関係者によると、本田は現地入り後の18日(日本時間19日)に右ふくらはぎの下腿三頭筋に違和感を訴えたといい、別メニュー調整を続けていた。今後は再び精密検査を行いながら状態を見極めていく方針。標高2400メートルの高地に適応するプログラムも本格的に消化しなければならず、チームとの連係も必要となる。決意の1年契約の貴重な1カ月をトレーニングだけに費やすことになる。痛みの発症から3週間以降のデビューとなれば、早くても8月12日(同13日)の第4節ホーム・ティグレス戦。最悪の場合は、日本代表合流直前となる同25日(同26日)の第7節アウェー・ティフアナ戦にずれ込む可能性もある。

 新天地でのプレーが遅れれば遅れるほど、日本代表にもマイナスに働く。代表は8月下旬に招集され、W杯切符に王手をかけたアジア最終予選は同31日にオーストラリア戦、9月5日には敵地ジェッダでのサウジアラビア戦が待つ。4年前のオーストラリア戦では世界最速のW杯行きを決めるPK弾を決めた大黒柱の状態が悪いままなら、代表戦の出場はおろか招集漏れの可能性もある。

 「この1年、とにかく先のことを考えない。リーグ、クラブW杯、そして来年にはW杯もある。1年にこれだけ大事な大会がある。一つ一つの試合が全てにつながる」。そう語っていた本田が、いきなり新たな逆境に立たされた。

 ▽13年6月4日のアジア最終予選オーストラリア戦 左足首痛による長期離脱で3月のヨルダン戦を欠場した本田は、さらに右太腿痛を発症しながら、CSKAモスクワで国内リーグ、ロシア杯の2冠に貢献してオーストラリア戦前日に合流。第1子を抱えながら成田空港に現れるサプライズ演出でも注目を集めた。試合にはトップ下で強行出場。後半36分に先制されたが、同ロスタイムに自ら得たPKをど真ん中に蹴り込む同点弾を決め、5大会連続切符を獲得した。

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