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ACミラン 背番号問題は決着へ 19番は“先輩”に

[ 2017年7月20日 20:35 ]

 ACミランの新加入DFボヌッチとMFケシエの背番号を巡る“争い”が、大きな問題になる前に、一件落着となったようだ。

 ボヌッチより先に入団が決まっていたコートジボワール代表MFケシエ(20)は、空番だった背番号19を選択、入団会見でもその背番号19の入ったユニホームを手渡され、デビュー戦となったルガーノ(スイス)との練習試合でも背番号19を背負ってプレーしていた。

 ところが、その後に同じ番号に強いこだわりを持っているボヌッチが入団。ボヌッチは当然、クラブ側に19番を要求した。するとクラブは18日に中国・広州で行われたドルトムントとの親善マッチで、本人への説明なしで、ケシエに背番号14の入ったユニホームを用意したという。

 ケシエにとって19は、幼少時代に亡くなった実父にまつわる特別な数字。このクラブの行為に、ケシエはかなり心を痛めたという。それを察知したクラブもドルトムント戦後、急きょトレーニングウエアに背番号19を貼り付ける応急処置を施したというが、この一件で、ボヌッチとケシエの激しい19争奪戦が勃発するのではと心配されていた。

 ただ、イタリアのサッカー専門サイト「カルチョメルカート」によれば、周囲の心配は杞憂に終わったようだ。ケシエはクラブ側の説得に応じ、背番号19は“先輩”のボヌッチに譲ることで決着したという。

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2017年7月20日のニュース