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トッティ、フロント初仕事はマノラスら残留工作? 6年契約見込み

[ 2017年7月14日 22:27 ]

 J2東京Vが獲得に乗り出している元イタリア代表FWフランチェスコ・トッティ(40)について、イタリアのメディアが続報を掲載。電子メディア「スポータル」は、「トッティが自身の将来について決断」との見出しで、「東京Vのオファーを断った。(ローマの)パロッタ会長との会談が決定的となった」と報じた。

 同サイトは、トッティがチームの米国ツアーには参加しないが、引退後にフロント入りすることは故フランコ・センシ元会長時代から事実上決まっており、東京Vで現役を終わらせるために日本に行くことはないだろうと続けた。さらに同サイトは、トッティのフロントとしての契約が、2009年にサインした2年ではなく、6年契約になるだろうと報道。トッティのフロント入りは、クラブ側の公式発表を残すのみとしている。

 また、一般紙の「メッサジェーロ」は、トッティがフロントでの初仕事として、ユベントス移籍が噂されるギリシャ代表DFコスタス・マノラス(26)、インテル・ミラノなどが獲得に乗り出していると言われているベルギー代表MFラジャ・ナイゴラン(29)のチーム残留へ動くと報じている。

 地元メディアによればトッティは13日、ローマのパロッタ会長と会談。メディアセット局・プレミウムスポーツのマイクに「会談はどうだった?良かったよ。この会合には満足している。まだローマの幹部ではない。サインはしていない。いつになる?もうすぐ」と話している。また、ローマ関係者によれば、トッティは今季ローマの新指揮官に就任したディフランチェスコ監督の招へいに尽力したようで、そのディフランチェスコ監督からの強い要請もあり、フロント入りの気持ちを固めつつあるとの情報もある。

 トッティは16〜17年シーズンを最後に25年間プレーしたローマを退団。ローマからはフロント入りの打診を受け、契約書も既にあるとされる。ただ、トッティが正式にフロント入りするには、トッティ自身のサインが必要とされている。トッティはいまだ去就を表明しておらず、東京Vは10年ぶりのJ1復帰への切り札としてトッティをリストアップ。スポンサーの後押しもあり、既に条件提示をしている。12日付のイタリア紙「コリエレ・デロ・スポルト」は、トッティがオファーを断ったと報じたが、東京Vの羽生英之社長(53)はそれに対し12日、「あれはガセネタ。今のところは進展していないと聞いている」と話している。

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2017年7月14日のニュース