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横浜 4回戦進出 主将・斎藤が今季初ゴール

[ 2017年7月12日 22:20 ]

天皇杯3回戦   横浜4―2沼津 ( 2017年7月12日    ニッパツ )

〈横浜―沼津〉前半、2点目のゴールを決め富樫(左)らと喜ぶ横浜・斎藤(10)
Photo By 共同

 第97回天皇杯の3回戦16試合が12日に各地で行われ、横浜はJ3沼津を4―2で下し、4回戦進出を決めた。主将のMF斎藤学(27)が今季初ゴールを挙げ、チームの勝利に貢献した。 

 自身が、仲間が、サポーターが待ち焦がれた瞬間がやってきた。1―0の前半43分、MF前田のパスに抜け出し、右足でシュートを放った。これはGKに弾かれたが、こぼれ球を右足で押し込んだ。小さく拳を握った斎藤の元に仲間が駆け寄る。「前田が試合前からアシストするからと言ってくれていた。(FW富樫)敬真も俺より喜んでた」。前半アディショナルタイムにはMFバブンスキーのループパスに反応し、再び右足でネットを揺らした。

 今季から伝統の10番を背負い、キャプテンマークも引き継いだ。サイド攻撃の要としてリーグでは6アシストを記録。だが、ゴールだけが遠く「これだけ取れないとね…。呪われているのかな」とこぼすこともあった。「まだリーグ戦では決めてないからね」としたが、ひとまず“呪い”は断ち切ったはずだ。

 「結果も出たので。点を取ることでチームを助けたい」。準決勝で涙を飲んだ前回大会の借りを返すにはエースの活躍が不可欠だ。

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2017年7月12日のニュース