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西野委員長 8月豪州戦は国内組起用を!ハリル監督に進言へ

[ 2017年7月12日 05:30 ]

日本サッカー協会の西野技術委員長
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 日本サッカー協会の西野朗技術委員長(62)が、8月31日のW杯アジア最終予選オーストラリア戦(埼玉)に向け、国内組の積極起用をハリルホジッチ監督に進言する方針を示唆した。11日に都内で開催された技術委員会後に「オーストラリア戦にピークを持っていく。コンディションを上げる時間はないのでメンバー編成が重要になる。気候に慣れているのは国内組。監督と戦略の話をする場を設けたい」と語った。

 最終予選はオーストラリア戦と、9月5日のサウジアラビア戦(ジッダ)の2試合を残す。どちらかに勝てば、他国の結果に関係なく6大会連続のW杯出場が決まる。6月13日のイラク戦(テヘラン)は気温35度超の酷暑の影響もあり、1―1と引き分けた。シーズンを終えた欧州組と、リーグ戦真っただ中の国内組の混合するチームのコンディション調整に苦しんだことも低調なパフォーマンスの要因だった。

 オーストラリア戦は欧州リーグ開幕から間もない時期で、大半の欧州組はチーム合流が試合の2、3日前になることが予想される。同様の条件下だった昨年9月1日のUAE戦(埼玉)は1―2で敗戦。失敗を繰り返さないためにも、西野技術委員長は「国内組をシビアにチェックする必要がある」と主張した。今後のプレー次第で、倉田(G大阪)、小林(川崎F)、金崎(鹿島)、高萩(FC東京)らがオーストラリア戦の先発候補に浮上する可能性がある。

 ▽主な日本代表が所属する欧州各国リーグの日程 ベルギーの7月28日を皮切りに8月の1週目にフランス、同2週目にスペインとプレミア、同3週目にブンデスとセリエAが開幕する。欧州組は同4週目(26、27日)のリーグ戦を終えてからの代表合流となり、同31日のオーストラリア戦(埼玉)には欧州からの移動日を含めて、中2〜3日の強行日程が予想される。

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2017年7月12日のニュース