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浦和 指揮官進退懸けた1戦で逆転勝ち「追いつき、追い越す」宣言通り

[ 2017年7月9日 20:26 ]

明治安田生命J1第18節最終日   浦和2―1新潟 ( 2017年7月9日    埼玉 )

<浦和・新潟>後半、浦和・阿部はゴールを決めガッツポーズ
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浦和はホームに最下位・新潟を迎えた1戦に2―1で逆転勝ち。連敗を阻止し、ミハイロ・ペトロヴィッチ監督(59)が自らの進退を懸けて臨んだ1戦をものにした。敗れた新潟は6連敗を喫している。

 浦和は今季最多タイの4失点で敗れた5日の川崎F戦(等々力)で採用した4バックから従来の3バックに戻して試合開始。前半からボールを支配し、1トップのラファエル・シルバが何度も決定機をつくった。だが、どれも決め切れず、0―0のまま迎えた前半35分に失点。新潟は右サイドの深い位置から矢野がクロスを上げ、浦和GK西川はこれをパンチングで逃れたが、山崎の体に当たったこぼれ球を小泉が頭で押し込んで先制した。

 浦和のペトロヴィッチ監督は5日の川崎F戦で敗れた後、選手バスの出口を封鎖していた500人近いサポーターとの議論に応じ「新潟戦で勝ち、(12日の天皇杯・J2熊本戦も勝って)連勝できなければ、私が一番最初にここから出て行く」と新潟戦に自身の進退を懸けることを明言。この日の前半終了時には「相手のワンチャンスをものにされた。後半はギアを上げて追いつき、追い越さないといけない」と話して後半に臨んだ。

 そして迎えた後半29分、森脇のシュートが右ポストに当たってハネ返ったボールを主将の阿部が右足で決めて追いつくと、同34分には柏木の左CKをラファエル・シルバがヘディングシュート。これは新潟GK守田にセーブされたが、こぼれ球に反応したラファエル・シルバが右足で押し込み、逆転した。浦和は22日の次戦では今節12年ぶりの首位に立ったC大阪と敵地で対戦する。

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2017年7月9日のニュース