ルーニー　エバートン復帰が正式決定「練習、試合をするのが待ち切れない」

　イングランド・プレミアリーグの名門マンチェスター・ユナイテッドでキャプテンを務めた元イングランド代表ＦＷウェイン・ルーニー（３１）が、古巣のエバートンに復帰することが正式決定した。

　９日、エバートンが２年契約で加入することを発表。クラブ公式サイトでルーニーは「戻って来られて素晴らしい気分だ。興奮している。クーマン監督や選手に会って、練習、試合をするのが待ち切れない。最初の試合は感情的な日になるだろう」と喜びを語った。

　ルーニーはエバートンの下部組織出身。２００２年に１６歳でトップチームでプレミアリーグデビューを果たし、２００４年まで２シーズンプレーした。１３年ぶりに古巣復帰を決断した理由について「生まれ育った、好きなクラブというだけじゃない。このクラブは成功できると感じたからだ。ここ数年、マンチェスター・ユナイテッドを離れるならエバートンだけと言ってきた。英国で他のクラブでプレーするつもりはなかった」と古巣愛を強調。マンチェスターＵに移籍してからも、１３年にわたってエバートンのパジャマを着て寝ていたエピソードを明かした。

　「自分にもいいプレーをしなければならないというプレッシャーはあるが、準備はできている。ピッチでクラブが成功するための助けになれると信じている。トロフィーをもたらしたい」とタイトル獲得を目標に掲げた。

　ルーニーは２００４年にエバートンからマンチェスターＵに移籍。２００８年の欧州チャンピオンズリーグ（ＣＬ）優勝と５度のプレミアリーグ制覇に貢献した。昨季はリーグ戦の先発出場は１５試合にとどまり、出場機会を求めていた。１４シーズンぶりに青いユニホームを着て、完全復活とイングランド代表復帰を目指すことになる。