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セレッソ 堂々3連勝で再奪首!金鳥スタ今季6戦全勝や

[ 2017年7月9日 05:30 ]

明治安田生命J1第18節   C大阪2―1柏 ( 2017年7月8日    金鳥スタ )

<C大阪・柏>後半16分、同点となるゴールを決め指さすC大阪・杉本
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 C大阪はホームで柏に2―1で勝利し首位に浮上した。1点を追う後半16分にFW杉本健勇(24)が同点ゴールを決めると、同25分にはMFソウザ(29)が逆転弾。キンチョウスタジアムでは今季6戦全勝とし、敵地で敗れた柏にリベンジを果たした。

 ホームで無類の強さを発揮した。前半41分に先制されながら、後半16分、右CKからのこぼれ球を杉本がねじ込み今季8得点目。同25分には、MF水沼の右クロスをソウザが豪快な右足ボレーで沈め、2戦連続で逆転に成功した。アウェーで敗れた柏にリベンジを果たし、尹晶煥(ユンジョンファン)監督は選手たちの成長を称えた。

 「(敵地では)先制された後にあきらめる姿が鮮明に見えたけど、あきらめない、最後まで戦うというメンタル面は(前回から)変わってきている」

 第10節の柏戦は0―1で敗れたものの、再び同じ展開となった今回は違った。後半戦初戦を制して3連勝。5日に未消化の試合に勝利し首位に立った鹿島から、再びトップの座を奪い返した。今季、ホームでは7勝3分けと無敗。特にキンチョウスタジアムでは6戦全勝を誇っている。

 劣勢をはね返す勝負強さ。そこには指揮官の荒療治が効いている。「ハーフタイムにも普通に怒られますよ」と言うのはDF山下。流れを改善するためには、ロッカーで選手に面と向かって激怒することもいとわない。この日は、主将のFW柿谷を後半16分という早い段階で下げてFW沢上を投入。この交代を機に試合をひっくり返した。

 キンチョウスタジアムでは歴代2位となる1万6759人が駆けつけたように、躍進するC大阪に期待は高まっている。だが、チーム得点王の杉本は「まだ16試合も残っている。今、1位だろうが2位だろうが3位だろうが関係ない」と語気を強める。昇格1年目。気を緩める暇はない。

 ≪J1首位は12年ぶり≫2位C大阪が3位柏に2―1で逆転勝ち。C大阪は前節(2日)に暫定で首位に立つも消化が1試合少ない鹿島が5日に勝ったため、2位に転落。この日、首位の鹿島が引き分けたため、C大阪は今季初めて確定した首位に立った。C大阪のJ1首位は05年第33節以来、12年ぶりのこと。また、今季の逆転勝ちは11節の広島戦(0―1→5―2)17節のFC東京戦(0―1→3―1)に次いで2試合連続3試合目。2試合連続はチームでは12年の3試合連続(26〜28節)以来で、今季J1では初めてだ。

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