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鳥栖 悪夢の逆転負け…豪雨被害地に勇気の白星届けられず

[ 2017年7月9日 05:30 ]

明治安田生命J1第18節   鳥栖2―3川崎F ( 2017年7月8日    ベアスタ )

<鳥栖・川崎F>川崎Fに敗れピッチに倒れ込む鳥栖イレブン
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 受け入れがたい、悪夢のような逆転負けだ。鳥栖は今季リーグ戦ホームで初めて前半2点リード。しかし後半に魔の7分間が待ち受けていた。

 「1点目はショートコーナーの対策をしていたのに取られてしまった。注意が足りない。これに尽きる」

 後半11分、ショートコーナーからクロスが上がり、競り合った後に押し込まれて1点を奪われた。指揮官が悔やんだミスによる失点で、守備陣の崩壊が始まった。同13分、17分と左サイドから崩されて失点を重ねた。

 ベンチスタートの豊田に代わりキャプテンマークをつけたDF吉田は「川崎の良さを出された。失点して(チームとして)どうするのか、バラバラの認識になっていた。チームをまとめることができなかった」と悔やむ。

 試合前には九州北部豪雨災害に対する義援金募金を実施。ベンチ外のGKファンティーニ、MF太田とともに活動に参加したMF石川は、被害の大きい朝倉市に隣接する筑前町出身。実家に大きな被害はなかったものの「自分にできることをしたい」と真剣に取り組んだ。

 ただ、チームは引き分けを挟んで6連勝中だったホームのリーグ戦で2月25日の柏との開幕戦以来の敗戦。「二度と繰り返してはいけない」と吉田が顔をしかめる内容だった。

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