×

柴崎争奪戦 ベティス&アラベス、スペイン1部2チーム浮上

[ 2017年6月27日 05:30 ]

複数のスペイン1部クラブから獲得オファーを受ける可能性が浮上したテネリフェMF柴崎
Photo By スポニチ

 スペイン2部テネリフェの元日本代表MF柴崎岳(25)が、複数のスペイン1部クラブから獲得オファーを受ける可能性が浮上した。24日まで行われたスペイン2部昇格プレーオフ決勝でヘタフェに2戦合計2―3で敗退。来季も2部でプレーすることが確定したテネリフェとの契約が今月末で満了することを受けて、地元メディアによれば、アラベス、ベティスが獲得に動きだした。

 日本人司令塔をめぐって、複数のスペイン1部クラブが争奪戦を繰り広げる可能性が高くなった。テネリフェの本拠地があるカナリア諸島の地元紙エル・ディア(電子版)は26日、11季ぶりに1部昇格した今季リーグ9位、スペイン国王杯準優勝と躍進したアラベスが柴崎の獲得に興味を示していると報道。また地元情報サイトのエル・ゴルは25日、同じく1部15位のベティスも柴崎獲得に乗り出していると報じた。

 柴崎は1月にJ1鹿島から移籍。当初スペイン1部ラスパルマス入りを目指して渡欧したが交渉は破談となり、同じカナリア諸島にある2部テネリフェに6月30日までの契約で加入。「自分の力を証明したい」と2部で実力を示す道を選んだ。デビューは3月までずれ込んだが、終盤から昇格プレーオフにかけて11試合連続先発と主力に定着。昇格プレーオフ4試合で1得点2アシストと活躍し、8季ぶりの昇格まであと一歩に導いた。

 テネリフェとの契約には来季1部に昇格する場合は自動的に契約延長となる条項が含まれていた。エル・ゴルによるとベティスは柴崎をずっと調査しており、テネリフェの昇格が消滅して6月末での契約満了が確定するのを待っていたという。柴崎は7月から契約上フリーとなり、どのクラブとも交渉、契約することが可能。移籍金がかからないのも魅力で、EU圏外選手枠が空いている1部クラブがさらに名乗りを上げることもありそうだ。

続きを表示

2017年6月27日のニュース