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先輩・宇佐美、堂安の海外挑戦歓迎も「これは書いておいて!」と注文

[ 2017年6月23日 18:48 ]

 G大阪のU―20日本代表MF堂安律(19)がオランダ1部フローニンゲンへ期限付き移籍することを受けて、日本代表のFW宇佐美貴史(24=アウクスブルク)がエールを送った。

現在、古巣のG大阪で自主トレをしている宇佐美は一報を聞き、「いいタイミングだと思う。Jリーグもレベルは高いけど、オランダは世界中の選手と対戦できるメリットがある」と同じ”海外組”となったことを歓迎。ただ、「これは書いておいて!」と報道陣に注文も付けた。

 それは「僕が無理矢理ケツに火をつけたわけじゃないですから」という言葉だった。古巣での自主トレ期間中は堂安から「海外リーグってどうですか?」という話もされたという。熱意を感じ、先輩として親身に相談に乗ったが、是が非でも海外を勧めたことはないという。「G大阪ファンの”もう少し見たかった”という意見もある」とサポーター心理を慮り「僕が勧めたとなると、僕がG大阪ファンから嫌われちゃう。そこは”勧めていない”と強調しておいて下さい」と笑った。

 宇佐美も19歳でドイツ1部のバイエルン・ミュンヘンへ移籍した。そして昨年6月に2度目の海外リーグ挑戦。「僕も欧州で成功していない。何か言える立場じゃない」と欧州リーグで活躍することの難しさは肌で感じている。そのため助言ではなく「一緒に頑張っていきましょう、と。切磋琢磨していきたい。いい刺激を与えたいし、与えて欲しい」と共闘宣言。そして、「そんな甘い世界じゃないけど、理想をいうならそれですね」と来年6月に開催されるワールドカップ(W杯)ロシア大会でのダブル出場に意気込んだ。

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2017年6月23日のニュース