乾　エイバルの戦術を「日本代表でできれば、すごく良いサッカーになるかも」

　日本代表ＭＦ乾貴士（２９＝エイバル）が肌で感じたスペインと日本の違いを語った。２２日に都内で開催されたＪリーグとスペインリーグ（ラ・リーガ）の戦略的連携協定の締結会見にゲスト出演。原博実副理事長（５８）とのトークセッションで「日本人とスペイン人は体格が似ていて、技術も高い。スペインの選手は頭が良く、サッカーをよく知っている。日本の選手は技術はあるが、頭の良さでは（スペイン人選手に）劣っている。そこは学ぶべきところ」と指摘した。

　乾は１５年８月からスペイン１部エイバルでプレー。１６〜１７年シーズンは主力として２８試合３得点を記録し、５月２１日の最終節バルセロナ戦で２得点を挙げる活躍を見せた。移籍１年目の１５〜１６年シーズンについて「すごく難しい戦術なので１年目は監督の期待通りのプレーができなかった」と回想。組織を機能させる攻守の約束事は多く、状況に応じた個人の判断力も求められるだけに「あれ（エイバルの戦術）を日本代表でできれば、すごく良いサッカーになるかもしれない」とイメージしていた。