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ピッチに戻ってきたG大阪パトリック「監督の求めたものはある程度できた」

[ 2017年6月17日 22:52 ]

明治安田生命J1第1え節   G大阪1―0神戸 ( 2017年6月17日    ノエスタ )

 G大阪FWパトリック(29)が昨年8月27日・湘南戦以来となるJ1ピッチに戻ってきた。2トップの一角としてスタメン。得点こそ生まれなかったが、後半7分まで最前線で気迫あふれるプレーを見せた。「監督(長谷川健太監督)の求めたものはある程度できた。背後のスペースに飛び込み、ボール収められた」と充実の表情を浮かべた。

 昨年10月の練習中に右前十字じん帯損傷と右外側半月板損傷で全治8カ月の大けが。一度は選手登録を外れたが、FW補強の遅れもあり、3月下旬に再登録された。それでも6月上旬には今月末での契約満了が発表。神戸戦を含め、G大阪の青黒ユニホームに袖を通すのは3試合だけだった。「前線で味方をサポートするプレーをしたかった」。チームのために、勝利のために体を張り続けた。

 その頑張りは誰もが認める。「紅白戦を見てコンディションが良かった」と先発起用を決めた長谷川監督は「パトのプレーがあったから、得点が生まれた」と賛辞。長沢駿(28)の決勝点をアシストした日本代表MF倉田秋(28)も「コンビを長くやってきて良い時も悪いときも知っている。パトのためだけじゃないけど、きょうは絶対に勝ちたかった」と力を込めた。

 チームは3位キープながら首位・柏とは勝ち点差3まで縮まった。パトリックに贈る白星は、ここからG大阪を加速させる勝利になる。

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2017年6月17日のニュース