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酷暑が影響?麻也&川島 痛恨の“お見合い”から失点

[ 2017年6月14日 05:30 ]

W杯アジア最終予選B組   日本1―1イラク ( 2017年6月13日    イラン・テヘラン )

イラクと引き分け、ガックリと肩を落とす日本代表DF吉田(手前)
Photo By スポニチ

 気温37度。酷暑の中の消耗戦。DF吉田が痛恨のミスを犯した。1―0で迎えた後半27分、日本は相手の10番、FWアラーにペナルティーエリア内までボールを持ち込まれた。DF昌子が体を投げだすもカットできない。ボールはゴールに近い吉田の足元へと転がった。瞬時の判断でクリアを選ばず、寄せてきたGK川島にキャッチさせようとした。この判断が命取りに。詰められて奪われ、最後はMFマハディに同点弾を決められた。

 「なかなか無失点で終われるゲームが少ないので本当に悔しい。(引き分けで終わり)自分たちで自分たちの首を絞めてしまった」地面に体を投げ出したまま、揺れるネットを見つめることしかできなかった。

 川島も意思疎通の欠如を悔やんだ。「相手が後ろから来ているのが分かっていたので(吉田には)“クリア”と言った。指示がうまく通っていなかった」。その1シーン以外は無難なプレーを見せており、ピンチらしいピンチは皆無だっただけに「結果につながらず残念。誰も満足していない」と唇をかんだ。

 この日、吉田はキャプテンマークを本田に譲ったものの、長谷部が故障で不在の中で、シリア戦などでは“代理キャプテン”を務めた。守備の柱と期待されているのは分かっているだけに悔しさが募った。

 終盤には前線に上がり、パワープレーでの起点にもなったが、失ったものは取り返せなかった。だが、立ち止まっている時間などない。「サウジのことは置いといて、まずはオーストラリア戦に集中したい」と必死に切り替えた。

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