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C大阪4発!今季初の4連勝で2位 柿谷PK弾口火に大量得点

[ 2017年6月5日 05:30 ]

明治安田生命J1リーグ・第14節   C大阪4―0新潟 ( 2017年6月4日    金鳥スタ )

<C大阪・新潟>後半23分PKで先制ゴールを決める柿谷
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 各地で9試合があり、C大阪はホームで新潟に4―0で勝利し、今季初の4連勝を飾った。後半23分に得たPKをFW柿谷曜一朗(27)が決めて先制に成功。主将の今季2得点目を皮切りに4ゴールを積み重ね、守備陣も完封でしのぎきった。昇格1年目ながら、同じ本拠地のG大阪を抜き2位に浮上した。

 幸運な形で大量4得点のキッカケは生まれた。0―0で迎えた後半22分、MFソウザが蹴った左CKに対し、ボールにまったく関係ないところでDFヨニッチが倒されPKを獲得。新潟が抗議するも判定は覆らず、これを同23分に柿谷が冷静にゴール右へと流し込み決勝点を奪った。

 「PKで先制できたのは運もあった。(今日は)あそこに尽きると思います」

 柿谷の言葉が核心を突いていた。チャンスをつくりながら得点のなかった前半とは対照的に、この先制点を皮切りに後半28分にはDF山下の今季初得点、同35分はMF山村の3戦連発となる今季6得点目。最後は同41分にMFソウザが直接FKを決めて今季初の4連勝を飾った。

 気温30・5度のピッチで走り勝った選手たち。その脳裏には、1日前に落とされたカミナリがあった。試合前々日の選手の動きに不満を持った尹晶煥(ユン・ジョンファン)監督から、ミーティングで「集中力が散漫になっているぞ!」と怒りをぶつけられた。先制点を奪うまでは、新潟との我慢比べ。韓国代表に返り咲いたGK金鎮鉉(キム・ジンヒョン)の好守もあり、暑い中での戦いを制した。

 負傷した清武の不在も乗り切り、同じ本拠地のG大阪を抜き2位に浮上した。現在の好成績に柿谷は「ラッキー」と言い、言葉をつないだ。「納得のいく試合結果じゃない。課題ばっかりやと思うし、順位なんてすぐに入れ替わる」。J1復帰1年目。ましてプレーオフで昇格してきたクラブに、慢心することは許されない。

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